3.リターンキーを押した時に、カーソルを右に動かす、 それとも下に動かす? 簡単に切り替えたい。それはマクロでできます。 でもマクロって難しいでしょ? −−−簡単にできて、とても役に立つマクロがあります。 10分で設定可能・・・かな? |
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Excel2000,Excel2002、Excel2003のマクロの作り方と、Excel2007(Excel2010)のマクロの作り方では、方法が違います。 ○ Excel2000,Excel2002、Excel2003 をお使いの人は、すぐ下の解説をお読みください。 ○ Excel2007(Excel2010)をお使いの人は、右の赤いボタンを押して、 そこに書かれた方法でマクロを作ってください。 ![]() |
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○Excel2000,Excel2002,Excel2003 でのマクロの作り方 @まずエクセルを立ち上げます。その際、「健康診断」などのファィルから開かないで、スタートメニューからエクセルを立ち上げてください。 なお、セキュリティのレベルを下げてないとマクロが使えません(つまり、セキュリティレベルが「最高」「高」だとマクロが動かないわけです)。すでに健康診断表や来室記録を普通に使っておられる方はその設定はすんでいると思いますが、そうでない方は次の方法でセキュリティレベルを下げてください。 「ツール」「マクロ」「セキュリティ」の順に選んでください。セキュリティレベルのタブがありますので、それを選んで、その中でレベルを「中」にしてください(初期状態では「最高」または「高」になっているはず)。そうして一度ファイルを閉じて、改めてファイルを開いてください。そうすればマクロが普通に使えるようになります。 ただマクロを組み込んだ後、ファイルを開くたびに、マクロを有効にするかどうか聞かれますので、ファイルを開く時には、「マクロを有効にする」を選んでください。 |
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A最初に、カーソルの移動を確かめてください。つまり、リターンキー(エンターキー)を押した時にどちらに動くか(普通、右か下だと思います)を確認してください。どちらに動いても以下の作業はできますが、ここでは右に動くものとして話を進めます。下に動く人は、メニューから「ツール」「オプション」を押して開いたウインドから「編集」のタブを開き、「入力後にセルを移動する方向」の値が下になっていますから、右に変えてOKを押してください(Dの写真参照)。 |
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B次に、メニューから「ツール」「マクロ」「新しいマクロの記録」を押します。 |
(下の写真はクリックすれば 大きくなります) |
C新しいウインドが開きますから、「マクロの保存先」に「個人用マクロブック」を入れてください。また、マクロ名に「カーソル下」(これはカーソルが下に行くという事がわかれば何でもかまいません)と打ってください。 (右の写真参照) |
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Dメニューから「ツール」「オプション」を押して開いたウインドから「編集」のタブを開き、「入力後にセルを移動する方向」の値が右になっていますから、下に変えてOKを押してください。 (右の写真参照) |
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Eマクロの記録を止めてください。止め方は右の写真のような小さなウインドが画面上に現れていると思いますので、左側の■を押してください。もし、右のウインドがわからなかったら、メニューから「ツール」「マクロ」「記録終了」を押してください。 (右の写真参照) |
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FB〜Eを今度は「右」で繰り返します。 具体的には再びメニューから「ツール」「マクロ」「新しいマクロの記録」を押します。 |
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G新しいウインドが開きますから、「マクロの保存先」に「個人用マクロブック」を入れてください。また、マクロ名に「カーソル右」(これはカーソルが右に行くという事がわかれば何でもかまいません)と打ってください。 (Cの写真参照) |
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Hメニューから「ツール」「オプション」を押して開いたウインドから「編集」のタブを開き、「入力後にセルを移動する方向」の値が下になっていますから、右に変えてOKを押してください。 (Dの写真参照) |
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Iマクロの記録を止めてください。止め方はEの写真のような小さなウインドが画面上に現れていると思いますので、左側の■を押してください。もし、右のウインドがわからなかったら、メニューから「ツール」「マクロ」「記録終了」を押してください。 (Eの写真参照) |
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Jメニューの下のツールバー(アイコンがたくさん並んでいる所)のアイコンのない部分で、マウスを右クリックしてください。その一番下に「ユーザー設定」というのがありますから、押してください。 (右の写真参照) 写真では「標準」「書式設定」「Visual Basic」にチェックが入っていますが、これはパソコンによって違いますので、気にする必要はありません。 |
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K「ユーザー設定」のウインドが開きますので、「ツールバー」のタブを開き、右側の「新規作成」のボタンを押してください。そうすると「ツールバー名」を聞いてきますから、わかりやすい名前を付けてください。ここでは「my」と付けたとします。OKを押してください。その際「閉じる」はまだ押さないでください。 (右の写真参照) もし「閉じる」を押してしまったら、Jと同じようにメニューの下のツールバー(アイコンがたくさん並んでいる所)のアイコンのない部分で、マウスを右クリックしてください。その一番下に「ユーザー設定」というのがありますから、押してください。 (Jの写真参照) |
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L次に同じウインドでコマンドのタブを開いてください。左側の「分類」の中の「マクロ」を選び、右に出た「ユーザー設定ボタン」(ニコちゃんマークみたいなもの)を上にできているバーにドラッグ(マウスの左ボタンを押したまま移動して離す)してください。これをもう一度繰り返して、アイコンを二つ作ってください。 (右の写真参照) |
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M(Excel2000使用の方) 今作った左側のアイコンを右クリックします。 (Excel2002、2003を使用の方 Excel2000の方もこの方法でもできます) 右の写真のでは半分消えていますが、「ユーザー設定」のウインドの下に「選択したボタンの変更」というボタンが見えます(Excel2002、2003だと、左側にこのボタンが現れるようです。私はExcel2002、2003を持っていないので、写真が載せられなくてすみません)。このボタンをクリックすると、右側(写真では「ユーザー設定の上に載っているウインド)のアイコンを各種設定できるウインドが開きます。なお、「ユーザー設定」のウインドが消えた場合、「表示」-「ユーザー設定」で出ます。 このウインドで名前を「カーソル下」(わかりやすい名前であれば何でもかまいません)とします。一番下の「マクロの登録」を押して「PERSONAL.XLS カーソル下」(Cで違う名前を付けた人はその名前)を選びOKを押します。また、「イメージとテキストを表示」にチェックを付けます。 同様にして、もうひとつのボタンを設定してください。具体的には、名前を「カーソル右」(わかりやすい名前であれば何でもかまいません)とします。一番下の「マクロの登録」を押して「PERSONAL.XLS カーソル右」(Cで違う名前を付けた人はその名前)を選びOKを押します。また、「イメージとテキストを表示」にチェックを付けます。 (右の写真参照) もし途中でメニューが消えてしまったら、もう一度「選択したボタンの変更」(「ユーザー設定」のウインドが消えた場合には「表示」-「ユーザー設定」)をクリックして続けてください。 また、アイコンの絵が気に入らないという方、もちろんアイコンは変更できます。「ボタンイメージの変更」のボタンを押してください。いろいろなボタンが出てきますから、気に入ったものを選んでください。もちろん、右に行くボタンと下に行くボタンのボタンのイメージを変えることは可能です。 |
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N「ユーザー設定」のウインドの「閉じる」を押してください。できたツールバーをドラッグして(このばあい、バーの左端を持って動かすとうまくいきます)、上のツールバーが並んでいる所のあいた部分に並べてください。(右の写真参照) ただし、これではどちらのアイコンも「ニコちゃんマークでわかりにくい」と思われる方、アイコンが変えられます。上のMで、右ボタンで出したメニューの中に、「ボタンイメージの変更」というコマンドがあります。これを開くと、様々なアイコンがあります。 現在私は「カーソル下」には「↓」のアイコンを、「カーソル右」には「→」のアイコン(本当はもっと太い矢印)を当てはめ、言葉も消して使用しています。 |
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Oこれで完成です。でもその前に動作確認をしましょう。現在リターンキーを押したら「下」に動くことを確認したら、「カーソル右」のボタンを押して、ちゃんと右に動くようになったか確認してみてください。同様に「カーソル下」のボタンを押して、下に動くようになったかも確認してみてください。 もしうまくいかないようでしたら、アイコンを右クリックして「マクロの登録」を間違っていないか確認してみてください。それでもダメだったら、Aからもう一度新しいマクロを作って登録し直してみてください。その際、同じ名前にすると「すでに定義されています。あたらしいマクロと置き換えますか」と聞かれますので、「はい」を押して続けてください。 |
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P後一つ作業が残っていました。この作業をしてエクセルを終了しようとすると「個人用マクロブックの変更の保存」を聞くウインドが出ますので、「はい」を押してください。そうすると、これ以降このパソコンでどんなエクセルのファイルを開いても、このアイコンが自動的に出てくるようになります。 |
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○Excel2007(Excel2010) でのマクロの作り方 @まずエクセルを立ち上げます。その際、「健康診断」などのファィルから開かないで、スタートメニューからエクセルを立ち上げてください。 |
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A最初に、カーソルの移動を確かめてください。つまり、リターンキー(エンターキー)を押した時にどちらに動くか(普通、右か下だと思います)を確認してください。どちらに動いても以下の作業はできますが、ここでは下に動くものとして話を進めます。右に動く人は、左上にある丸いボタン(Officeボタン)を開き、真ん中下にある「Excelのオプション」メニューを開き、「詳細設定」を開いて、一番上の「Enterキーを押した後に、セルを移動する方向」で値が右になっていますから、下に変えてOKを押してください(Dの写真参照)。 | (下の写真はクリックすれば 大きくなります) |
B次に、「表示」のリボンの一番右にある「マクロ」を開き、「マクロの記録」を押します。 (右の写真参照) |
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C新しいウインドが開きますから、「マクロの保存先」に「個人用マクロブック」を選んでください。また、マクロ名に「カーソル右」(これはカーソルが右に行くという事がわかれば何でもかまいません)と打ってください。 (右の写真参照) | ![]() |
D左上にある丸いボタン(Officeボタン)を開き、真ん中下にある「Excelのオプション」メニューを開き、「詳細設定」を開いて、一番上の「Enterキーを押した後に、セルを移動する方向」で値が下になっていますから、右に変えてOKを押してください(右の写真参照)。 | ![]() |
Eマクロの記録を止めてください。止め方は小さなウインドが画面上に現れていると思いますので、左側の■を押してください。もし、小さなウインドがなかったり、よくわからなかったら、「表示」のリボンの一番右にある「マクロ」を開き、「記録終了」を押します。(右の写真参照) | ![]() |
FB〜Eを今度は「下」で繰り返します。 具体的には再び「表示」のリボンの一番右にある「マクロ」を開き、「マクロの記録」を押します。新しいウインドが開きますから、「マクロの保存先」に「個人用マクロブック」を選んでください。また、マクロ名に「カーソル下」(これはカーソルが下に行くという事がわかれば何でもかまいません)と打ってください。左上にある丸いボタン(Officeボタン)を開き、真ん中下にある「Excelのオプション」メニューを開き、「詳細設定」を開いて、一番上の「Enterキーを押した後に、セルを移動する方向」で値が右になっていますから、下に変えてOKを押してください。マクロの記録を止めてください。止め方は小さなウインドが画面上に現れていると思いますので、左側の■を押してください。もし、小さなウインドがなかったり、よくわからなかったら、「表示」のリボンの一番右にある「マクロ」を開き、「記録終了」を押します。 |
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G左上にある丸いボタン(Officeボタン)を開き、真ん中下にある「Excelのオプション」メニューを開き、「ユーザー設定」を開いてください。(右の写真参照) | ![]() |
H左上の「コマンドの選択」から「マクロ」を選び、画面をスクロールして「PERSONALXLSB!カーソル右」(違う名前を付けた人は、その名前)を選択して、真ん中の「追加」ボタンを押して右側にコピーしてください。次に同様に「PERSONALXLSB!カーソル下」も右側に表示するようにしてください。(右の写真参照) |
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I右にコピーされた「PERSONALXLSB!カーソル右」を選び、下にある「変更」ボタンを押します。そうするとボタンのアイコンの見本が出てきますから「→」(本当はもっと太い矢印)を選びます。「PERSONALXLSB!カーソル下」も同じように下向きの矢印を選び、右上の「クイック アスセス バーのカスタマイズ」が「すべてのドキュメントに適用(既定)」となっていることを確認してOKボタンを押します。(右の写真参照) | ![]() |
Jそうすると、クイック アスセス バーに右向きの矢印と下向きの矢印ができます。(右の写真参照) | ![]() |
Kこれでマクロは完成です。ボタンを押して、カーソルの移動を確認していてください。もし思うように動かなければどこか間違っていますので、やり直してください。やり直す際に、同じマクロ名を付けると上書きの確認が出ますが、OKを押してください。 | |
Lただ、このままではすべてのExcelのファイルでこのクイック アスセス バーのボタンが使えるというわけではありません。すべてのExcelのファイルでこのボタンを使うようにするためには、もう一つやっておかなければならない事があります。しかしそれは決して難しいことではありません。このファイルを閉じるときに、右の写真のようなウインドが開きます。このとき「はい」を押してExcelを閉じると、次の時から自動的にクイック アスセス バーのボタンが出るようになります。もちろん次回からは、この確認は出ませんので、今後Excelを使うときにはこのボタンが常に使えるようになっているということです。 | ![]() |
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