5.簡単にクロス集計したい。
 でも、「健康診断」「来室記録」には思っているクロス集計がない。
 どうすればいいの?
    −−−ピボットテーブルを使えばなんてことない!


 (下の写真はクリックすれば
   大きくなります)
@健康診断一覧表を開いてください。そして、表内のセルを一つ選択して、メニューの「データ」「ピボットテーブルとピボットグラフレポート」を選びます。
(右の写真参照)

 
Aウイザードのウインドが開くので、データの場所が「Excelのリスト/データベース」、レポートの種類が「ピボットテーブル」になっていることを確認して「次へ」のボタンを押します。
(右の写真参照)


B「範囲」に、表の範囲が自動的に指定されていることを確認して、「次へ」のボタンを押します。
(右の写真参照)

C最終画面で、レポートの作成先が「新規ワークシート」になっていることを確認して、「完了」のボタンを押します。
  (右の写真参照)


D集計したい項目をドラッグします。この場合、「学年」と「栄養状態」の関係をクロス集計で集約します。人数が欲しいので、文字データである「生徒名」の個数を集計する表を作ります。「生徒名」でなく、数値データであれば、その合計数を集約します(L参照)。
(右の写真参照)
Eこれで学年別の栄養状態での人数を表すクロス集計表ができますが、「栄養状態」の項目名が順番に並んでいないので直すことにします。
(右の写真参照)


F「栄養状態」の項目の並び方が「やせぎみ」から順に「肥満」まで並べたいので、項目の順番を入れ替えます。「普通」が「やせぎみ」の右側に来なければならないので、「普通」の「F4」のセルを選択し、縁部分をもってドラッグして、「やせぎみ」の左側の列までもってくれば、「普通」の項目名が「やせぎみ」の右に移るので、クロス集計表が完成します。
(右の写真参照)

G(応用1)今作ったクロス集計から簡単にグラフを作ることもできます。表の上で右クリックして、出てきたメニューから「ピボットグラフ」を選びます。
(右の写真参照)

Hすると一瞬でグラフができます。グラフの手直しはもちろん可能です。また印刷もできます。
(右の写真参照)

I(応用2)グラフを作る前の画面に戻ります。Fの状態から「クラス」を「ページエリア」にドラッグします。
(右の写真参照)
Jそうすると「B2」セルに、「クラス」を選ぶことができる▼ができます。例えばそこでAを選んでみると、次のようになります。
(右の写真参照)

Kこれまで全体でのクロス集計であったものが、各学年毎のA組だけのクロス集計となりました。でもこれは失敗ですね。学年とクラスを逆にした方が使い道がありそうですね。まあ、失敗は成功のもと。いろいろとやってみてください。
(右の写真参照)
L(応用3)Dで説明した人数ではなく、データの合計数を求めてみます。「学年」と「クラス」をドラッグした後、「未処置歯」をドラッグします。
(右の写真参照)
Mそうすることによって、「未処置歯」を持った生徒の人数ではなく、学年毎クラス毎の未処置歯の合計数が表示されます。
(右の写真参照)

N(応用4)「来室記録」でも、同じようにピボットテーブルが使えます。こちらの方が、「健康診断」よりもクロス集計が役立つような気がします。

ここでは「学年」「性別」「曜日」で来室人数のクロス集計を作りました。
(右の写真参照)


Oそうするとこのように簡単にクロス集計を作ることができます。ただ、このピボットテーブルの弱点は、ピボットテーブルを作ってから表を直しても、ピボットテーブルで作られた表に反映しないということです。今あるデータを直すだけなら、「データ」−「データの更新」でうまくいきますが、データを付け加えるとうまくいきません。方法はないことはないのですが、データを付け加えた場合には、今あるピボットテーブルを削除して改めてピボットテーブルを作り直す方が早そうです。
しかし、その事をわかってこのピボットテーブルを使えば、集計をする場合の強力な武器になることは間違いありません。
(右の写真参照)

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