6.もっと勉強したくなった! 何を勉強すればいいの? −−−この本を読め! |
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「健康診断」や「来室記録」を作成するに当たって、私が勉強した本を、エクセル全般、関数、マクロにわけて紹介します。 本は購入当時のものを基本としていますので、価格等に変更があったり、改訂や新訂があったり、また絶版になったりしている可能性もあります。一応、調べられる範囲では調べたのですが、もしそういうことがあったらすみません。 なお本は、各項目毎に、やさしい方からだんだんと難しい順に並べたつもりです。 |
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1.エクセル全般に関わって @できるExcel 2000 出版社 インプレス 著者 小舘由典&できるシリーズ編集部 価格 1380円+税 Excelの入門的な本です。同じような本が何冊かあるのですが、たまたま本屋で目に付いたということで購入しました。実は私はエクセルの体系的な本はあまり読んでおらず、「エクセル再入門 ど忘れヘルプ事典」(月刊アスキーPC2001年6月号付録)という薄っぺらな本(B6で50ページ)を頼りにして、それでもわからないことは近くのよく知った人に聞いていました。だから、誰でも知っているようなことも私が知らないことがあります(先日、セルの番地を示す「C1」を絶対参照にするため「$C$1」とするのを、いちいち「$」を打ち込んでいて笑われました。なれた人は「F4」のキーを押すんですね)。 Aエクセルかんたん操作事典 135 出版社 日経BP出版センター 著者 日経PC21編 価格 619円+税 これは日経が出しているパソコン雑誌の付録として付いていたものを再編集して販売しているものです。いろいろな作業の仕方が1ページ単位(時には2ページ単位)でまとめられていてコンパクトで見やすくなっています。体系的に学習するというのではなく、技を一つひとつ学んでいくという感じです。でもこれは、裏技的なものは少なく、わりとオーソドックスな内容です。 B嫉妬されるほどエクセルが上手になる222の技 出版社 技術評論社 著者 吉村弘 価格 1980円+税 この本は小技、技、裏技などさまざまなテクニックが222が詰まった本です。しかも、技がずらずら222書いてあるのではなく、会社に勤める3人を登場人物として、その人たちがエクセルを学んでいくという、ストーリーを持った話という形で書いてあるので、どんどん読み進むことができます。わたしはこれで、たくさんの技を覚えて、人に自慢しました。「1.エクセル全般に関わって」の本の中では私が一番おもしろかった本ですが、決して入門書ではありませんので、少しエクセルに慣れてきた頃に手に取るとより役に立つと思います。 C知りたい操作がすぐわかる[標準]Excel全機能Bible 出版社 技術評論社 著者 村田吉徳 価格 2980円+税 1000ページを超す本で、とても分厚くて重い。Excelの全機能が収められています。こんな機能の使い方が知りたいという場合、これを探せば載っています(昨日もセル内の文字を均等割付する方法を探しました)。ただ、余りにも分厚くて保管の場所を取り、高い本のため、私は買っていません。職場の同僚に必要なときだけ借りています。(Tさん、いつもありがとうm(_ _)m) |
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2.エクセルの関数に関わって @ かんたん「通勤快読」Excel計算表の仕事で役立つ超便利「関数」技 出版社 技術評論社 著者 「通勤快読」特別編集チーム 価格 880円+税 今はよく売れている本で、色刷りで気楽に読める本です。1ページまたは2ページ単位で「こんな事がやりたい」ということに関わって、必要な関数を実例を挙げて説明してあります。通勤の途中で読めるということをコンセプトに作ってあるため、寝転がってでも読めます。その後、かんたん「通勤快読」Excel計算表の仕事で役立つ超便利「関数技A」も発売(価格は1080円+税)されました。@で書ききれなかった他の関数を記述しています。 A エクセル2000関数のアイデア箱 出版社 株式会社SCC 著者 村田伸治 価格 2100円+税 いろいろ事例集が載っていて、わかりやすい本です。「記号を使って絵グラフを作る」REPT関数の使い方とか、「誕生月を入力して誕生石を表示させる」VLOOKUP関数の使い方なども解説してあります。その後「エクセル2002関数のアイデア箱」が出たようです。 B 順引き・逆引きExcel関数 コンパクト辞典 出版社 インプレス 著者 インプレス編集部 価格 1200円+税 Excelで使える関数全344が使い方と共に、載っています。 この関数はどう使うんだったかな?という時や、この作業をする時にどんな関数を使うのだったかな?というような時に、すぐに引けて使い方がわかります。ただ、あくまで辞書ですので、入門書などとは違います。 |
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3.エクセルのマクロ(VBA)に関わって @Excel VBAに恋をした!? 出版社 技術評論社 著者 大村あつし 価格 1480円+税 新入社員のゆたかが先輩の助けを借りながらVBAをマスターしていくまでの物語で、マクロとVBAの違いから始まり、簡単なマクロが組めるようになるまでを、物語風に綴った本です。気楽に読めて、マクロやVBAがこんなものかというだいたいの輪郭をつかむまでの本となっています。だからこれを読んだからといってマクロがバリバリ組めるようになるわけではないのですが、「マクロって難しそう。近寄りたくない」という人にはお薦めの本です。 AできるExcel2002 マクロ&VBA編 出版社 インプレス 著者 小舘由典&できるシリーズ編集部 価格 1900円+税 キチンとマクロとVBAを最初から系統立てて(レッスン45まで)説明した入門書的な本です。これを読むことで、一応のマクロが組めるようになります。 B Excel計算表の定型処理で楽な超便利「マクロ」技 出版社 技術評論社 著者 「通勤快読」特別編集チーム 価格 880円+税 2の@でも紹介した「通勤快読」シリーズの中の1冊です。関数編よりは少し1つのテーマに費やすページが長くなっています。入門には適した1冊。その後、Excel計算表の定型処理で楽な超便利「マクロ」技Aも発売(1080円+税)されました。 CExcel マクロ&VBA学習術 出版社 ソシム株式会社 著者 土屋和人 価格 2000円+税 この本は他のVBAの解説の本とは内容を異にしています。Excelでプログラムを組むとき、他のプログラムと大きく異なっているのが実際にExcel上で作業をして、それを記録することにより、VBAのコード(プログラム)にしてしまうというのがあります。これは他のプログラムでは考えられないことです。この本は、この記録マクロを中心に解説した本で、他のVBAの解説本とは根本的にその設計思想が異なっているのです。実際に作業をしてみてマクロを記録し、必要な部分はその都度直していきます。その直し方も丁寧に解説してあります。最初からプログラム言語を組むよりは、もっと簡単にエクセルのマクロを組んでみたいという方向けです。私も随分勉強になりました。 DEXCELの極意 Y VBA実践テクニック 出版社 毎日コミュニケーションズ 著者 早坂清志 価格 1800円+税 マクロの実例がたくさん載っています。「保健室来室記録」作成で帳票の作成など、随分アイディアをもらいました。 Eはじめての裏技 Excel VBA 出版社 秀和システム 著者 渋谷玲子 価格 1800円+税 「裏技」と銘打ってありますが、基本的な解説も含めてVBAの最初から説明してあります。ただ、実際には「裏技」的な内容もありますので、初心者の方が最初に手に取る本としては少々難しいかもしれません。 FExcel VBA 500の技 出版社 技術評論社 著者 Windowsプログラミング愛好会 価格 2680円+税 「VBAでこんな事がしたい」というときにこの本を開けば、VBAのプログラムの記述が載っています。それが500もあるのですから、使い方によってずいぶん役に立ちます。この本で操作がずいぶん楽になったことがあります。VBAの記述が中心に書かれているので、初心者には少々難しいかもしれません。 |
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4.その他 @Excel 2003←→2007乗り換え 出版社 技術評論社 著者 AYURA 価格 880円+税 Excel2007が発売されてこれまでと全く違った設計になっているのでびっくりされた方も多いのではないかと思います。私も質問されて、「あれはここにあったはずだが」と思っても、思う所に必要なものがない。しばしばとまどいました。特に、マクロを有効にする手段がわからないため(インターネットで調べて少しはわかったのですが)、この本を買いました。私はExcel2007は持ってないのですが(いまだにExcel2000)この本は役に立ちました。Excel2007にして困っておられる方、こんな本が1冊手元にあれば安心です。 |
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以上、私の持っている本のごく一部を紹介しました。これ以外にも、役立つ本が多数あると思います。本屋に出かけていって、実際に手に取ってみて、自分に合うと思う本があったらぜひ購入して勉強してみてください。自分でできるようになれば、それが自分の財産となるのですから。 | |
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